REDLINE ニュースBLOG 006
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「2009年度の『天地人』の際には、直江兼続ゆかりの町として、米沢の町には『愛』の兜をかぶった犬のキャラクターが溢れていましたし、上杉博物館には、これまた『愛』の兜をかぶったロボットがいました。でも、これ、『愛の勇者 ナオエイト』という名前で、なぜかダンスのボタンがあり、押してみると、全身をグルグル回した後に『エグザイル!』と言うんです(苦笑)」(前出の記者)奇抜な便乗商品・便乗施設などにも発展しがちな大河ビジネスだが、そんななか、『平清盛』ドラマによって、一部で不安視されているのが、栃木・湯西川の変貌である。日本中のいたるところに、「平家の落人伝説」が存在しているが、ここもそのひとつ。ある地元関係者は言う。「湯西川はもともと緑豊かで静かな場所でしたが、『平家の落人』PRによって、資料館になぜか美少年のマネキンが飾られたりしています。また、2005年の大河ドラマ『義経』が放送された頃には、壇ノ浦のその後としてたくさんの人が訪れ、資料館に俳優のパネルやドラマの写真がベタベタ飾られたりしていました。さらに、駅周辺が整備されて変貌し、新道建設・ダム建設工事が進み、便利になる一方で、どこにでもある普通の観光地のようになりつつあります。『平清盛』が放送されるようになると、ますます変わっていってしまうのではないかという不安もあります......」ドラマ人気が町を活性化させ、経済効果につながるのは良いことだが、一時的なブームによって、崩れゆくものもあるもの。栄枯盛衰の憂き目に遭う町・施設が少ないことを願うばかりだ。
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